総合建設会社のことをゼネコンと言うが、このゼネコン（コンに付いては、「リストラ」の項参照）のゼネは、ｇｅｎｅｒａｌ（ｇｅｎｅｒ＝生む、種族＋ａｌ＝形容詞語尾）で、「種族全体の」から「総合的」「一般的」の意味になった。ゼネストのゼネも同じで一企業のストライキではなく、総合的、全体のストライキを指す。ｇｅｎｅｒａｌ　ａｇｅｎｔは「総代理店」、ｇｅｎｅｒａｌｅｌｅｃｔｉｏｎは「総選挙」。他に「陸軍大将」がある。その名詞ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎは「発生」「世代」で「ジェネレ−ション ギャプ」など日本語になっている。 　エンジン（ｅｎｇｉｎｅ）は「生まれつきの才能」から「その才能が作り出したもの」が元の意味で現代の「エンジン」になった。元素（ｈｙｄｒｏｇｅｎ＝水素）や薬品名にこのｇｅｎがよく用いられる。仏語のジャンヌ（ｇｅｎｒｅ）は、「種類」で同じ語源。

　　　　　ｇｅｎｅｒａｌ　　　　　　　　　　 総合的、一般的
　　　　　ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ　　　　　　　 発生、世代
　　　ｅｎｇｉｎｅ 　　　　　　　　　　　　　エンジン
ｈｙｄｒｏｇｅｎ　　　　　　　　　　　　　　 水素

　　　　　ｇｅｎｅｒａｔｅ　　　　　　　　　 生ずる
　　　ｄｅｇｅｎｅｒａｔｅ　　　　　　　　　 退化する（種が低くなる）
　　　　　ｇｅｎｅｒｏｕｓ 　　　　　　　　　寛大な（種族全体の心に富む）
　　　　　ｇｅｎｉａｌ　　　　　　　　　　　 温和な（生まれつきの気立て）
　　ｃｏｎｇｅｎｉａｌ 　　　　　　　　　　　性の合った（気立てを共にする）
　　　　　ｇｅｎｉｕｓ 　　　　　　　　　　　天才（生まれつきのもの）
　　　ｉｎｇｅｎｉｏｕｓ　　　　　　　　　　 器用な（生まれつき持つ才能）
　　　ｉｎｇｅｎｕｏｕｓ　　　　　　　　　　 わだかまりのない（生まれつきのまま）
　　　　　ｇｅｎｕｉｎｅ 　　　　　　　　　　本物の（生まれたままの）
　　　　　ｇｅｎｕｓ 　　　　　　　　　　　　属、種類（生まれた）
　　　　　ｇｅｎｔｅｅｌ　　　　　　　　　　 しとやかな（生まれの良い）
　　　　　ｇｅｎｔｌｅ　　　　　　　　　　　 礼儀正しい（生まれの良い）
　　　　　ｇｅｎｄｅｒ　　　　　　　　　　　 性（生まれた）

ｎｉｔｒｏｇｅｎ　　　　　　　　　　　　　　 窒素
　　ｏｘｙｇｅｎ 　　　　　　　　　　　　　　酸素
　
　　ｐｒｅｇｎａｎｔ 　　　　　　　　　　　　妊娠した（生む前の状態）