レジデンス
（sed,sess,sid＝座る）
ラテン語sedere

　分譲アパートの意味でマンション（豪邸）が言い古されて来ると、コートｃｏｕｒｔ（宮廷）、メゾン（仏語で豪邸）、ハイム（独語で家）、カーサ（西語で家）やレジデンスなどが使われている。 のレジデンスｒｅｓｉｄｅｎｃｅ（ｒｅ＝元に＋ｓｉｄ＝座る）は「再び戻って座る」より単に「住居」を意味する。 　大統領のプレジデントｐｒｅｓｉｄｅｎｔ（ｐｒｅ＝前に＋ｓｉｄ＝座る）は「上座に座る人」が原義で「座長、総長、議長、社長」等〜長の付く言葉の意味があるのも理解できる。
　「環境アセスメント」のアセスメントａｓｓｅｓｓｍｅｎｔ（ａ＝の方へ＋ｓｅｓｓ＝座る）は自然環境への影響を測定する、評価することで、その原義は「側に座る」で「査定、評価」である。 ジズで独奏者が集まっての即興演奏会のことをジャムセッションというが、セッションｓｅｓｓｉｏｎは「座る」から「開会、会期」を意味する。


　　　ｒｅｓｉｄｅｎｎｃｅ　　　　　　　住居
　　ｐｒｅｓｉｄｅｎｔ　　　　　　　　　大統領、学長、社長
　　　　ａｓｅｓｓｍｅｎｔ　　　　　　　査定、評価
　　　　　ｓｅｓｓｉｏｎ　　　　　　　　開会、会期

　　　　　ｓｅｄａｔｅ　　　　　　　　　落ち着き払った（座っている）
　　　　　ｓｅｄａｔｉｖｅ　　　　　　　鎮静させる、鎮静剤（座らせる）
　　　　　ｓｅｄｅｎｔａｒｙ　　　　　　座っている（人）
　　　　　ｓｅｄｉｍｅｎｔ　　　　　　　澱、沈殿する（底に座っている）
　　　　　ｓｅｄｉｍｅｎｔａｔｉｏｎ　　沈殿
ｓｕｐｅｒｓｅｄｅ　　　　　　　　　　　取って代わる（上位に座る

　　　　　ｓｅｓｓｉｌｅ　　　　　　　　固着した（座って動かない）
　　　ａｓｓｅｓｓ　　　　　　　　　　　査定する（座らせる−定める）
　　　ａｓｓｅｓｓｏｒ　　　　　　　　　税額査定者、陪席判事
　　ｐｏｓｓｅｓｓ　　　　　　　　　　　所有する（〜がある方に座る）
　　ｐｏｓｓｅｓｓｉｏｎ　　　　　　　　所有
ｓｕｐｅｒｓｅｓｓｉｏｎ　　　　　　　　更迭（上位に座る）

　　　ａｓｓｉｄｕｏｕｓ　　　　　　　　勤勉な（机に向かって座っている）
　　　ａｓｓｉｄｕｉｔｙ　　　　　　　　勤勉
　　ｄｉｓｓｉｄｅｎｔ　　　　　　　　　意見を異にした（人）（離れて座っている）
　　ｄｉｓｓｉｄｅｎｃｅ　　　　　　　　意見の不一致
　　　ｉｎｓｉｄｉｏｕｓ　　　　　　　　陰険な（中に隠れて座っている）
　　ｐｒｅｓｉｄｅ　　　　　　　　　　　司会する、主宰する（上座に座る）
　　　ｒｅｓｉｄｅ　　　　　　　　　　　居住する（戻って座る）
　　　ｒｅｓｉｄｅｎｔ　　　　　　　　　居住者
　　　ｒｅｓｉｄｕｅ　　　　　　　　　　残余、剰余（後に残り座っている）
　　ｓｕｂｓｉｄｅ　　　　　　　　　　　沈下する、退く（下に座る）
　　ｓｕｂｓｉｄｅｎｃｅ　　　　　　　　沈下、陥没
　　ｓｕｂｓｉｄｙ　　　　　　　　　　　補助金、助成金（後ろに控えて座っている）
　　ｓｕｂｓｉｄｉａｒｙ　　　　　　　　補助の

　　　　　ｓｉｅｇｅ　　　　　　　　　　包囲、篭城（城の周りに兵を座らせる）
　　　ｂｅｓｉｅｇｅ　　　　　　　　　　包囲する
　　　　ｅｘｉｌｅ　　　　　　　　　　　追放する、亡命（外に座らせる）

　　　ｃｏｎｓｕｌｔ　　　　　　　　　　相談する（共に座る）
　　　ｃｏｎｓｕｌｔａｎｔ　　　　　　　相談相手、顧問
　　　ｃｏｎｓｕｌｔａｔｉｏｎ　　　　　相談、協議、診察