セカンド
（secut,sequ,su=続く）
ラテン語sequi　pp.secutum

　セカンドｓｅｃｏｎｄは野球の「二塁」や自動車のギヤアチェンジの「二番目」の意味でお馴染みだ。中古品のセコハンはｓｅｃｏｎｄｈａｎｄの日本語的省略形、英語では古本には使うが自動車や衣類の中古品はｕｓｅｄを用いる。他に時間の単位「秒」がある。ラテン語のｓｅｃｕｎｄａ　ｍｉｎｕｔａ「分に続く単位」の省略形から由来する。またボクシングのセコンドは発音が日本語では変化しているが「続く、後に付いて行く」より「介添人」である。
　洋服のスーツｓｕｉｔは「続くようにする」から「一揃いの上下合った」服である。　ホテルのスイートルームのスイートｓｕｉｔｅはｓｗｅｅｔ（甘い）と発音が同じであり「応接間と寝室が続いている部屋」のことで「甘い部屋」と勘違いしないように。


　　　　ｓｅｃｏｎｄ　　　　　　　　　　第二の、秒、介添人
　　　　ｓｅｃｏｎｄｈａｎｄ　　　　　　中古の
　　　　ｓｕｉｔ　　　　　　　　　　　　スーツ
　　　　ｓｕｉｔｅ　　　　　　　　　　　スイート

　　　　ｓｅｑｕｅｎｃｅ　　　　　　　　連続、結果
　　　　ｓｅｑｕｅｎｔ　　　　　　　　　連続する、結果
　ｃｏｎｓｅｑｕｅｎｃｅ　　　　　　　　結果、顕著（共に続く）
　ｃｏｎｓｅｑｕｅｎｔ　　　　　　　　　結果の、当然の結果
　ｓｕｂｓｅｑｕｅｎｃｅ　　　　　　　　結果（下がって続く）
　ｓｕｂｓｅｑｕｅｎｔ　　　　　　　　　伴って起こる
　　ｏｂｓｅｑｕｉｏｕｓ　　　　　　　　媚びる、卑屈な（そばにくっついている）

　ｐｅｒｓｅｃｕｔｅ　　　　　　　　　　迫害する（絶えずつきまとう）
　ｐｅｒｓｅｃｕｔｉｏｎ　　　　　　　　迫害
　ｐｒｏｓｅｃｕｔｅ　　　　　　　　　　続行する、起訴する（手続きを前に進める）
　ｐｒｏｓｅｃｕｔｉｏｎ　　　　　　　　続行、起訴
　ｃｏｎｓｅｃｕｔｉｏｎ　　　　　　　　序列（共に続く）
　　　ｅｘｅｃｕｔｅ　　　　　　　　　　実行する、死刑執行する（続いて外に行く）
　　　ｅｘｅｃｕｔｉｖｅ　　　　　　　　実行上の、行政長官、取締役（やり通す）

　　　　ｓｕｅ　　　　　　　　　　　　　求婚する、追い求める（ついてまわる）
　　ｅｎｓｕｅ　　　　　　　　　　　　　結果として起こる
　ｐｕｒｓｕｅ　　　　　　　　　　　　　追跡する（続いて前に行く）
　ｐｕｒｓｕｉｔ　　　　　　　　　　　　追跡、業務
　　　　ｓｕｉｔａｂｌｅ　　　　　　　　適当な（続くようにする−合わせる）